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楕円はテクニカルイラストレーションで最も重要なエレメントであることに異論はないでしょう。ここでは、正しい楕円を決めてそれを適切に配置するための基礎的な知識について説明します。
テクニカルイラストレーションでは、ドリルホールおよび円柱を描くために使用します。ドリルホールまたは円柱の位置に応じて、描かれる楕円は異なります。
このような楕円に関連する値には4種類があります。
- 直径 (A)
- グルーブ角度(開先角度) (B)
- 角度 (C)
- 推力軸 (D)
グルーブ角度(開先角度)は、楕円を見る角度によって決まります。下のイラストレーション上でマウスをドラッグして、円を回転させながらグルーブ角度がどのように変化するかを確かめてください。
このように、楕円(ドリルホール)はそれを見る角度によって開いたり閉じたりします。
昔は、様々なグルーブ角度が用意されている楕円ステンシルを使って楕円を描きました。下図は、典型的な楕円ステンシルです。

イラストレーターがテクニカルイラストレーションに楕円を配置する場合、まず楕円の推力軸を決める必要がありました。このために特別な投影図用の分度器があり、それを描かれるオブジェクトにあてて推力軸を割り出したのです。分度器から推力軸を割り出すと同時に、適切な軸交さ角度の楕円が表示されます。

次に、グルーブ角度を表示する楕円ステンシルを正しい角度で推力軸にあてることにより、楕円を描くことができます。

 アイソメトリックの格子に対して正しい角度に沿っていない面にも、同じ手順を使います。ただし、描かれる楕円の正しいグルーブ角度を持つ楕円ステンシルを使う必要があります。
まず推力軸から始めます。
次に正しい楕円ステンシルを選んで、楕円を描きます。

この手法は、コンピュータ上でも行えます。初期のグラフィックスプログラムでは、テクニカルイラストレーター(主にイギリスでは)はグラフィックスプログラムでテンプレートおよびライブラリを作成し、旧来の手法で作図を行いました。
IsoDrawでは、楕円を自動的に作成できます。ユーザは推力軸およびゴニオメーター(角度計)の形に対応する楕円を選び、「楕円を検索」機能を実行します。

この手法によって、ユーザはイラストレーション上に正しい楕円を適切な場所に割り付けることができます。
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