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FELDER社の製品は、1949年にJohann Felder氏が最初のかんな盤(プレーナー)を世に送り出して以来、機械需要の高まりとともに新型機が継続的に開発され、木工併用機械の生産によって世界中に知られるに至りました。FELDER社は長年培った伝統的なエンジニアリングを誇りにしながら、最近では最新の生産手法を採り入れています。また、絶え間ない品質管理と製品の最適化により、製品の効率性と機械が使用される際の安全性を確保しています。
FELDER社は、このような理由から、ユーザが親しみやすい総合的な製品ドキュメントの作成に力を入れています。FELDER社のドキュメント作成プロセスは、過去数年間に基礎的な開発段階を経ており、以前は取扱説明用のアイソメトリック図面の作成、スキャンおよび仕上げ作業を手作業で行っていました。
FELDER社は、1994年にIsoDrawイラストレーション ソフトウェア(当時のバージョン3)を採用したのを契機に、イラストレーション作成作業をコンピュータ支援によるプロセスへと刷新しました。以来、イラストレーションの品質は着実に向上しており、単に見て分かる図面から原寸図のアイソメトリック表現に進化しています。
現在までに、すべてのスペアパーツのイラストレーション、取扱説明に使われるアイソメトリック(ダイメトリック)の機械図、アセンブリ図および操作パネルの指示、ロゴ、ステッカ、フィルムは、社内でIsoDrawを用いて作成されており、そのプロセスは今後も継続されます。
長期的には、取扱説明に使われるすべての写真が線画のグラフィックに入れ替わる予定であり、すでに幅広い分野で線画への入れ替え態勢が整っています。
取扱説明により多くのイラストレーションを利用することで、説明文章の量が減り、翻訳や印刷のコストも節約できます。このようなイラストレーションの多用には、インターネットでドキュメントを利用する際にも、取扱説明の提示および移植が容易になるという大きなメリットがあります。
「IsoDrawの採用により、作業の大幅な節約が可能となりました。時間の節約によって、より多くのイラストレーション作成が可能となり、その結果当社のあらゆるドキュメントの品質が向上しました」と、FELDER社テクニカルドキュメンテーション責任者のGünter Hammer氏は話します。


さらに継続的な発展の中で、FELDER社はIsoDrawソフトウェアの進化も積極的に採用しています。2003年には、既存のライセンスがIsoDraw CADprocessに更新され、これにより3D設計データをテクニカルイラストレーションのベースとして利用し、製品最適化の新たな可能性として有効活用しています。
FELDER社の開発部門は、SolidWorks(現在バージョン2005)を使用しており、IGESインタフェースを利用してIsoDraw CADprocessによるデータインポートのベースを提供しています。ここで重要なのは、イラストレータはCADシステムにはアクセスせず、また設計者の支援に頼らずに3Dデータを使用できることです。
またイラストレータは、きわめて自由度の高い作図作業により、テクニカルイラストレーションのスタイルツールおよび技法を3Dデータに適用できます。原寸対応と厳密な設計の表現を重視する3D CADでこれを行うのは、容易ではありませんでした。
現在、FELDERのイラストレーション作成は次のようなプロセスとなっています。
- 設計部門がIGESファイルを提供し、そこから機械一式をアセンブリ図面としてインポートします。ファイルサイズは200MBにも及び、ハードウェアおよびソフトウェアの必須条件は高くなりますが、より柔軟な作業が可能になるという長所があります。
- 多くの場合、これらのアセンブリ図面には内容を追加する必要があります。というのは、主に設計上の理由から、たとえばアクセサリなどすべてのオプションを1つのファイルに保存することが常に可能とは限らないからです。
- 機械がIsoDrawにインポートされると、複数のIGESファイルが1つの完全なアセンブリ図面に組み合わされ、3DのIsoDrawファイルとして保存されます。これにより、元のIGESファイルに比べて、データの量を約40%削減できます。
- このアセンブリ図面は、個別のアセンブリに分割されます。個々のアセンブリを対応するレイヤに割り当てれば、2D図面を作成するとき、不必要または見えないセンブリを隠すことにより、処理時間を節約できます。
- ダイメトリックの寸法付き全体図(顧客サイトにおける占有空間のプランニング用など)および個々のアセンブリを掲載する分解図の両方を、1つのファイルのみを使用して作成できます。
- 分解図のパーツには、マクロを使って位置番号およびオブジェクト識別子が自動的に割り当てられます。仕上がった図面(イラストレーション)およびオブジェクトリストからエクスポートされるスペアパーツリストは、機械に対応する取扱説明にチャプタとしてAdobe InDesignを使い入力されます。
- 機械ごとのドキュメントは社内で印刷、製本され、該当する機械に添付されます。
これにより、(特にスペアパーツの)変更および追加を顧客向けの新しい印刷物として即時に提供できます。FELDERは、数年前は机上の論理だったことを現在の作業プロセスとして実現していますが、それを可能にしたのがIsoDraw CADprocessです。
IGESファイルをテクニカルイラストレーションに変換するとき、陰線は全自動的に削除され(陰線の除去)適正な線幅が作成されます。この自動化による時間の節約は、大きな意味を持ちます。たとえば複雑な鋳造パーツの場合、かつてはアイソメトリック図を描くのに数日かかりましたが、IsoDraw CADprocessはその時間をわずか数分に短縮します。別のビューが必要なとき、または類似パーツの断面が必要なときでも、このようなIsoDraw CADprocessの高度な機能はイラストレーションを作成する上で大きなアドバンテージとなります。
「IsoDrawのマクロ言語は、効率性を一段と高めるための新たな方策を与えてくれます」と、Hammer氏は話します。「IsoDrawでは、マクロを使って繰り返しのプロセスを自動化できるので、作成作業を大幅に効率化できます。最もシンプルなツール(パスワード変更、ツールティップのオン/オフ、グリッドのオン/オフ、塗り潰しオン/オフの選択など環境設定の変更)から、図中に使われないすべてのペンを削除する作業まで、IsoDrawのマクロ言語は総合的なワークフローを大幅に効率化します」。
今後の展望について
「将来的には、IsoDrawをインストールしたより多くのワークステーションを導入することは可能ですが、IsoDraw CADprocessの効率性と高度なパフォーマンスが大きな恩恵となり、現行規模のセットアップで順調に業務を遂行しています。
しかし確かなのは、今後も継続的にITEDOからの情報を得ながら、最新プログラムをインストールした環境を維持していくことです。これまで個々のソフトウェアアップデートの規模は小さいながらも、当社のワークフローに大きな機能強化をもたらしています」。
Günter Hammer氏 Head of Technical Documentation FELDER KG - Hall / Tirol
FELDER社、テクニカルドキュメンテーション責任者
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